昨日、大学の図書館にいる時に、色々、本を見ていたら、
ふとある小説が目に入った。
(あー、これは絶対におもしろいわ。)
なんとなくそう感じて、少し読んでみた。
やっぱりそうだ。
スッとその物語の世界に自分が入っていった。
基本的に何かをし始める時というのは、まずそこに向かって心を向けていくというプロセスがあるはず。
目的は何なのか?とか、どんな感じだろう?とか。
人と会うときも本を読むときも映画を見るときもどこかに出かけるときも。
意識的にせよ無意識的にせよ、そういう心を向けることはあるものだと思う。
準備ってやつかな。
でも、この小説の時はそれが全くなくて少し不思議な感じだった。
なんでだろう?
以前、この小説をもとにした映画を見たからかな?
それもあると思う。
でも、他にも理由がありそうだ。
結局、抵抗なく一気に後半まで読んでしまった。
あっという間だった。
どこかで聞いたことで、
好きなことっていうのは落ち着いていて静かな感じのものだ。っていうのを思い出した。
こういうことなのかな?って。
でも、そうとしたら少し意外だ。
なんていうか、とっても落ち着いていて静かで。
ちょっと女々しいかな、って思うぐらいのことかもしれない。
でも、嫌ではない。
むしろ、今はじっくり味わってみたい。
自分の中に色んな自分がいる。
あるときは、強くなりたいという自分が顔を出し、またあるときは、ヤンチャしたいという自分が顔を出し。
この小説の物語のときに顔を出す自分は、今までずっと知らなかったような自分。
でも、すごく心地いい。
自分の中には、色んな自分がいる。
どの自分もまぎれもなく自分だと思う。
そして、まだ出会ったことのない自分がまだ存在すると思う。
それはふとした出会いや行動を通して、顔を出すものだと思う。
それを見つけていくことが自分を知るということかもしれない。
自分のことを知れば、自分には何ができるのかということもわかってくるはず。
自分を使って、世の中をよりよくするんやから、自分のことをたくさん知らないとな。
なんとなく惹かれるもの、どうしようもなく気になるもの、とてつもなくやりたいこと。
そういうことを味わってみることで新しい自分が見つかるのかもしれない。
っていうか、ホンマ、頭に入れる情報に影響されるなー、
この文章も小説の影響受けてるのが自分でようわかる。
変な感じ。